日本未来科学館「チ。展」の感想!壮大な歴史とロマンを感じてきた

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東京の日本未来科学館でやっていた「チ。展」に行ってきたので、感想をレポートします。

結論、ただ見るだけではなく体験して地動説を学べる展示でした。「チ。」を知らない人、まだ見てない人を誘って行くのもおすすめです。

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私はアニメ2話までしか見てなかったのですが、それでもめちゃめちゃ楽しめました!

でもガッツリネタバレをくらったので、そこは注意…!

チ。展の基本情報

チ。展の基本情報は以下のとおりです。

展示名チ。 ―地球の運動について― 地球(いわ)が動く
会場日本科学未来館
会期2025年3月14日(金)~6月1日(日)
休館日毎週火曜日 (3/25、4/1、4/29、5/6は開館)
出典:チ。 ―地球の運動について― 地球(いわ)が動く 公式サイト
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会期が2か月半近くあるのはうれしいですよね。

ただ、毎週火曜日は基本的にお休みなのでご注意ください!

チ。展のチケット情報

年齢通常グッズつき
大人
(19歳以上)
2,200円3,200円
小学生~18歳以下1,500円2,500円
未就学児
(4歳以上)
500円1,500円
3歳以下無料
出典:チ。 ―地球の運動について― 地球(いわ)が動く 公式サイト

私はグッズつきのチケットをアソビューで購入しました。グッズは蓄光ステッカーで、暗くなるとラファウとフベルトさんのシルエットが浮かび上がる仕様です。

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正直、「1,000円でコースターか~」と思ってたんですが、予想以上のクオリティ!

【画像あり】チ。展の感想をレポート!

チ。展を順番にレポートしていきます!

ネタバレを含む画像はワンクッションはさみますが、展示の内容的にネタバレせざるを得ない部分もあります。

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アニメ未視聴の方はご注意くださいね!

受付~入場

受付をするともらえるのは、「地動説研究ノート」。これから展示の内容を見て、ノートに書いてある問題や課題をクリアしていくんです。

…こういうのめちゃくちゃ燃えますよね!!ただ展示を見るだけではなく、しっかり展示を理解して考えるように工夫されているところがいい!

ちなみにノートは「天文学者用」と「天文助手用」の2種類にわかれていて、助手用は簡単なので、お子さんも安心です。

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大人は基本、学者用でいいと思います!

受付でコースターとノートを受け取ってから、入場するまでに15分ほどかかりました。というのも最初に、映像作品があるんです。

3~5分ほどの映像作品を見てから、中へと進んでいきます。

1章

まず、アニメの印象的なシーンをまとめたパネルがあります。

そして、作中にも出てくる「アストロラーベ」のレプリカで重さや動きを体験できるコーナーがあります。

見た目もうつくしいですが、実際にこれで星を観測していたと思うと、機能的な意味でも本当にうつくしいですよね。

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使い方のパネルが離れたところにあったので、ただ触るだけになってしまったのは残念…。

でも、ずっしりと重みを感じられたのはよかった!

2章に行く前に、ラファウの部屋が再現されていました。

そして進んでいくと、星空を模したトンネルが。めちゃくちゃきれいでいた!

2章

2章も同じく、キャラクターのパネルや印象的なシーンの画像でお出迎えです。

ここでは「火星の逆行」について、地動説と天動説でそれぞれどう説明されているのかが展示されています。映像もあって非常にわかりやすかったです。

火星だけでなく、金星の満ち欠けについても天動説の矛盾が書いてありました。

そして天動説に則ったverと地動説に則ったverの模型がありました。自分で実際に模型を動かして、天動説における金星と地動説における金星を体験できます。

以下は天動説verの模型で、光っているのが太陽、黒い球が金星です。この位置関係だと、地球から見て金星が完全に満ちることはありません。

天動説の模型。

一方地動説の方は、太陽の周りを金星が回っているので、まん丸に満ちることもあれば、三日月のように細く欠けることもあるんです。

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地動説verの模型を撮り忘れる痛恨のミス…。

実際に動かしてみると納得度が違うので、ぜひ会場で体験してください。

3章

今までの章と同じく、キャラクターや今までのダイジェストが展示されています。

ここでのメイントピックは「活版印刷」でした。実際の活字組版があり、その説明もありました。

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これをひとつずつ組んでいくって大変すぎますよね。

でも、当時は画期的だったんだろうなぁ。

そしてこの章の目玉は何といっても、自分で組版を組んでスタンプできるコーナー!ここだけで3~40分並びました。平日でこれなので、休日は2時間ぐらい並ぶかもしれませんね…。

例えば「J・M」のようにイニシャルを組んでスタンプするということだったのですが、私は勝手に推しの名前を押しました。

ストッパーが止められずで押さえながら押しました。

なお、すでにキャラクターの名前が組んであるものをスタンプすることもできて、そちらは並ばずにすぐ体験できました。

全員分押しました

4章

最後の章は作品から少し外れて、アニメではなく現実で学者たちがリレーをつないできた、地動説の歴史が書いてありました。

あと、本物の隕石の展示もありました。

真ん中の大きいのは明らかに異質なんですが、他は「隕石」と書いていなければその辺に転がっている石ころやじゃりと言われても、正直わかりません。

これが隕石だとわかるところが、すごいな~と感じました。

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その辺の石ころも、もしかしたら隕石なのかも…とロマンがありますね。

全体的な感想!

チ。展は、アニメほぼ未視聴の私もめちゃくちゃ満足でした!自分で手を動かして解き明かしていくところが、展覧会というよりもはや体験会

「天文学」「地動説」というと小難しいイメージがありますが、研究ノートとたくさんの体験型展示のおかげで、スルスルと頭に入ってきました。

「異端」として禁じられながらも、正しさを追い求められずにはいられなかった学者たち。ラファウやフベルトのように、歴史の影で葬られ、名前すら残っていない学者たちがきっとたくさんいたのでしょう。

数百年かけて脈々とつないできた地動説というバトンが、今の私たちの世の中では常識となっている……。そんな壮大な歴史を感じられる展示でした。

ねむ
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展示を見て、めちゃめちゃ感動しました。

チ。絶対見なきゃ~!

ちなみに、ローマ法王が地動説をはじめて認めたのは2008年(参考:四国新聞社)。本当につい最近なんですよね。

私はこのニュース覚えていて、当時「えっ、まだ認めてなかったの?」なんておどろいた記憶があります。

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4~500年経って、ようやく報われる日が来たとは!

すごすぎる…。

チ。展はアニメ未視聴でも大満足!

チ。展はアニメ未視聴の私でも楽しめる展示でした。

アニメを見た後に展示を見ると、また違った感想を抱きそうなのでもう一度行きたい…!

ねむ
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チ。が好きなら「チ。展」は100%満足できます!

迷っている方はぜひ行ってみてくださいね~!

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